【仕様変更】Amazon「お届け日時指定便」の「配送可能日時」の変更を解説!気付けない仕様変更シリーズ(その1)
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサル・運用代行サービスを展開しているアグザルファです!
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Amazon出品者の皆様は、日頃よりセラーセントラルの「新着情報」を確認していらっしゃいますでしょうか?
「新着情報」は重要な告知・変更情報などがAmazonから届きますので、「たまに確認しています⋯!」、「全然⋯確認してません⋯」と心の中で手を挙げた方は、ぜひ確認する癖づけをしておくことをおすすめいたします!
とはいえ、常に確認している方であっても、なかなか気付きにくい仕様変更が日々進行しております。特に、自社出荷(出品者出荷)に関しては、新着情報に投稿されず、ひっそりと仕様が変更されているケースがございます。
仕様変更は大小様々ありますので、全てのお知らせを新着情報に載せていてはキリがありませんが、Amazonにおいて自社出荷で発送している出品者様であれば、中にはアカウントステータスに影響を及ぼす可能性のある変更もあるため注意が必要です。
今回は、2023年にひっそりと変更されていたひとつである「お届け日時指定便」の「配送可能日時」の仕様変更について解説していきます!
この仕組みを理解し、機能を上手に利用するとそれぞれのお立場で以下のようなメリットがあります。
▼メリット
Amazonユーザー:仕様を知ることで希望の日時での注文を行いやすい
宅配業者:再配達の削減
Amazon出品者(自社出荷):転換率UPが狙える
どうぞ最後までお読みいただけますと幸いです。
目次
Amazon「お届け日時指定便」の「配送可能日時」設定画面上の変更点
今回解説するAmazonの「お届け日時指定便」の「配送可能日時」の仕様変更とは、購入者が「お届け日時指定便」を選択した場合に、これまでは2日以降先の日付よりお届け日を指定できていたものが、4日以降先の日付に変更されました。
さらに、設定しているリードタイムの「土日祝日」のカウント方法も変更になっています。
設定画面上の変更
Amazonの「お届け日時指定便」は、ご利用の配送会社を選択することにより、時間枠の割り振りが簡単に設定でき、現在設定中の配送パターンにすぐにでも設定が可能です。
ここでは、お届け日時指定便の設定画面での仕様変更点を確認しましょう!
▼設定方法
配送設定>日時指定便の設定画面まで下記の手順で進みます。
①歯車マークにマウスオーバー
②配送設定をクリック
③配送パターンの変更設定画面になっているか確認
④変更したい配送設定を選択(新しく配送パターンを作成する場合には、ここで新しい配送パターンを作成を選択ください。)
⑤配送パターンを編集をクリック
⑥画面を下の方にスクロールすると、お届け日時指定の設定枠が出てくるのでチェックを入れる
⑦利用する配送業者を選択し、地域によって配送可能日時をカスタマイズして保存
今回ピックアップする、設定側の仕様変更ポイントは、赤枠の【配送可能日時】部分となります。
仕様変更前:2から30日付けの設定が可能
↓
仕様変更後:4から30日付けの設定が可能※【配送可能日時】を「2から」で設定していた場合、Amazon側で自動的に「4から」に変更されています。
この変更は物流・運送業界をとりまく「2024年問題」が大きく関係していると考えられ、4日以降先の日時指定に変更された点は十分理解を示せる内容でしょう。Amazonとしても「2024年問題」を受けて、様々な対応に取り組んでいる状況と思われます。
とはいえ、Amazonの特徴である「(お届け日時でも)早く届く」というユーザーの認識から、少しばかり離れてしまうのではないか⋯との印象も受けます。今後この変更が、どの程度注文に影響が生じてくるのか静観していきたいポイントになりそうです。(2024年1月現在)
▼「お届け日時指定便」の「配送可能日時」の変更点
仕様変更前:
・注文日より2日後からお届け日時の選択が可能
・設定中のリードタイム、土日営業日はカウントされない(祝日はカウントされる)
↓
仕様変更後:
・注文日より最短4日後からお届け日時の選択が可能
・設定中のリードタイム、土日祝日営業日設定が上乗せしてカウントされる
ユーザー必見①!お届け日時指定便での注文方法
ここでは、Amazonユーザーの皆様は「どうすればお届け日時指定便を利用して商品を注文できるのか」、「ユーザー視点における今回の仕様変更のポイントはどこか」、注意しながら確認しましょう!
お届け日時指定便を適用させる注文方法と画面表示
【PCの場合:お届け日時指定での注文方法】
①カートに入れる → [1.受取場所]の設定を確認 → [2.配送オプション]で変更をクリック
②配送オプションを選択する → お届け日時指定便にチェック → 希望の日時指定を選択する
【スマホの場合:お届け日時指定で注文方法】
①カートに入れる →すぐに「注文を確定する」を押さずに画面を下にスクロール →「お届け日時指定便」を選択
※デフォルトでは「通常配送」が選択されています
②希望の日時指定を選択し、次に進む
PC、スマホそれぞれの注文画面(項目名:配送オプション)で確認したように、お届け日時指定を利用する場合は、通常配送の日付より「4日後以降」でなければ日時指定ができない仕様となっていますね!
この後の流れは、通常配送の日付より「4日後以降」で表示されている日時の中から、ご指定日時を選択いただき、注文した内容を確認して注文を確定することで、お届け日時指定便が適用されたお買い物ができます。
ユーザー必見②!出荷元は「Amazon」 or 「Not Amazon」?
さて、これでもうAmazonのお届け日時指定は完璧だ!と思っていませんか?
お届け日時指定の表示日程や時間帯というのは、「商品を発送する出荷元」や「注文するデバイス(PCから購入、スマホから購入)」の条件によっても実は異なります!
ご自身の希望通りの日時指定を選択するためには、
①商品を発送する出荷元
②注文するデバイス
これらのポイントを知っておくことで、希望通りの日時指定での注文にお役立ていただけます!
①商品を発送する出荷元
出荷元は、Amazon(FBA出荷)かAmazonに商品を出品している固有の会社名・店舗名(自社出荷)かの2通りです。
Amazon(FBA出荷)か固有の会社名・店舗名(自社出荷)によって、指定できる日にちの選択範囲に違いがありますので、ご注意ください。
※2023年10月より冷凍食品のFBAもお届け日時指定便を導入しましたが、2023年11月時点では時間指定枠がまだ少なかったり、実装が安定していなくお届け日時指定便が適用されていないことがあったりするようです。
出品者の方でAmazon FBA「冷凍食品」についての詳細は下記をご参照ください。⬇︎
②注文時のデバイスの違い
実はAmazonは注文したときに使ったデバイス「PC・スマホ」によっても、お届け日時で選択できる日数に差があります。
(以前はPCでもスマホでも同じ日数分表示がされておりましたが、こちらもどこかのタイミングで仕様変更されておりました)
▼指定日の表示日数の違い
・PC:7日間
・スマホ:14日間 (アプリ&Webサイト)
注文日から離れた日でお届け日時指定を利用したい場合は、スマホから商品を注文した方が日時の選択の幅が広がります。
※配送業者が同じヤマト運輸の場合
設定と異なる表示になるサイレント仕様変更3つのポイント
さて、ここで「お届け日時指定便」の「配送可能日時」の仕様変更について、自社出荷の出品者向けに、ぜひ認識しておいていただきたい3つのポイントがあります。
①セラーセントラル上の設定とユーザーの注文画面の違い
『Amazonのお届け日時指定便と設定画面での仕様変更点について』のセラーセントラルからの設定方法にて、「仕様変更後:4から30日付けの設定が可能」と記載しましたが、セラーセントラル上で30日後までの設定をしても、実際の注文画面での表示は30日後までの選択日数は表示されておりません。
②注文画面で指定できるお届け日時にはリードタイムや休業日が影響する
自社出荷の場合、セラーセントラル上で選択可能日も4日後〜と設定していても、リードタイム(出荷作業日数)や土日祝日の営業の有無なども加味されるため、実際には5日後以降の選択日表示となる場合もございます。
③システム上、注文後にお届け日時の設定はできない
ユーザーが注文後、個別に出荷元へ日時指定の希望をメッセージした場合、出品者側のAmazon注文システム上には考慮されません。出荷遅延としてカウントされ、アカウントステータスの悪化に影響が生じます。
また、注文のシステム上、後付けでユーザーが希望している日時指定はできないため、出荷対応の忙しさなどにより出品者側で特別対応を管理しきれなかった場合、最初に注文されたシステムの通りに発送してしまい出品者評価に関わることがございます。
これらについては冒頭でも触れた通り、セラーセントラルの「新着情報」ではお知らせがありませんでしたので、本記事をお読みくださったAmazon出品者の皆様は、購入者と認識の差が生まれないよう、実際の配送設定の設定状況と注文する際のカート上の画面表示の両方をご確認いただくことを推奨いたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
簡単にまとめますと下記の通りとなります。
▼出品者向け
・配送設定のお届け日時指定便がサイレントで変更されている
・ユーザーが選択できるお届け日時指定便の日程は以前よりも注文日からかなり後の日程しか表示されていない
(実際にユーザーが選択できる最短選択日時表示は配送設定の4日に加え、リードタイム+土日祝日営業日設定が上乗せしてカウント)
・配送設定でお届け日時の最短日が4日〜に変わっている
(今まで設定していたものも自動で4日以降に変更されている)▼ユーザー&出品者向け
・FBAと自社出荷で表示されるお届け日時指定日時が異なる
・出荷元を確認した上でカートに入れるようにした方が自分好みのお届け日時が表示される
・媒体(PC・スマホなど)により選択日時の幅が違う(スマホからの方が日程選択表示が多い)
・Amazonサイトの出荷元Amazon以外の出品者から購入する場合、以前よりずっと後の日程や限られた日程しか表示されない
・希望の日程がない場合は、注文日をずらすか、出荷元に記載の出品者に直接連絡して対応してもらうことで注文日より近い日時指定が行える可能性がある
また、Amazonのお届け日時指定はなぜか一時的に表示されないエラーが多く発生する傾向があります。
原因は不明ですが、少し時間を置けば再度表示されることも多々あります。
ユーザーの方は、すぐに問い合わせをせず、Amazonサイトのシステムを理解した上で、臨機応変にご利用いただければと思います。
また、積雪や台風などの天候による自然災害など、配送状況によっては希望の日時に届けられないこともあります。
出品者の方は、お届け日時指定便を設定する時はユーザー表示もご確認ください。
今回の変更点は、アカウント健全性や顧客満足度、出品者評価などにも関わってくる重要な項目となりますので、このような仕様変更には日々気をつけてまいりましょう!
その他にも最近(2024年1月16日現在)では注文締め時間の仕様変更があり、こちらも自社出荷で対応されている出品者様は理解しておくべきポイントとなりますので、ご興味のある方は以下のリンクから内容をご確認いただけますと幸いです。⬇︎
今後もAmazon出品者の皆様が気付きにくいような仕様変更がありましたら、お役立ていただけるよう情報発信をしてまいります。
今回の記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
セラーセントラルの仕様変更についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
今後もアグザルファブログでは、Amazon出品者の皆さまに役立つ情報を発信して参ります!
ぜひ日々のAmazon出品にお役立てください。
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